出会い系で美人局(つつもたせ)に遭わないための7ヶ条

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出会い系に潜む美人局の手口・特徴と対処法まとめ

PR 更新日:2023/12/30

まさかの美人局?

美人局(つつもたせ)という文字だけ見ると、何やら美人が大勢いる天国のように思えてしまいますが(←僕だけ?)、その意味は真逆。

 

美人局とは男女ペア、または女性と複数の男達のグループで、女性の誘惑に乗ってきたターゲット男性を脅して金品を巻き上げる犯罪行為のことです。

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美人局をやっている輩達は、恐喝罪、脅迫罪、強盗罪、詐欺罪などによって処罰の対象になります。

初対面で誘われるがまま女性の家に行ったら強面のおっさんが登場し「ワシの妻に手出すとはエエ度胸しとるのう。慰謝料払えやー!」と脅迫された!

 

女性がすすめるホテルに行ったらヤンキー風のお兄さん達に囲まれて「うちの妹は未成年なんじゃ!示談金出さにゃ会社にばらすでー!」と脅迫された!

 

こうして金銭をむしり取るわけです。これは全ての出会い系サイトやマッチングアプリ、もっと言えば一般SNSでも起こりうる犯罪と言えますが、遭わない人は全く遭わないものです。

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僕自身も10年以上出会い系サイトとマッチングアプリを利用していますが、美人局に遭った経験は一度もありません。

そんなこともあり、僕は美人局って、その手口・特徴・対処法についての知識と一般的な用心深ささえあれば、ちゃんと回避できるトラブルだと思っています。

優良出会い系サイトを選ぶのが大前提!

電話認証と年齢確認でガード

最初に確認しておくと、美人局を回避して安全に出会うためには「美人局が紛れ込みにくい場所」で恋活することが大前提です。

 

美人局が紛れ込みにくい場所とは①法律に則った年齢確認が必須である②運営の管理体制がしっかりしているという2つの条件を満たすマッチングサービスのこと。

 

僕がおすすめしている優良出会い系サイトは、ちゃんと年齢確認をやっているし、管理体制もしっかりしています。本来、それが当たり前なんですけどね。

  • 年齢確認身分証かクレジットカードで18歳以上であることを確認する審査。インターネット異性紹介事業者に対し法律(出会い系サイト規制法)で課せられた義務である。
  • 管理体制運営による24時間の監視・パトロールユーザーからの通報制度が必須。違反者には強制退会処分が発動される。

ちゃんと法律を守っている出会い系サイトやマッチングアプリは、男女ともに年齢確認を済ませないとメッセージをやり取りできない=出会えない仕組みになっています。

 

補足しておくと、身分証かクレジットカードを使用せず、画面に「18歳以上ですか?」というメッセージが表示され「はい」をタップするだけのシステムは法律で決められた年齢確認ではないので注意ですよ。

 

非出会い系で恋活するのは危険!

逆に今、大量に出回っている「非出会い系」での恋活は絶対にオススメできません。

 

非出会い系とは、法律で義務づけられた「公安へのインターネット異性紹介事業の届出」をしていないサイトやアプリのこと。

 

インスタX(Twitter)Facebookなどの一般SNSは当然「非出会い系」ですが、AppleやGoogleの公式アプリストアで出会いをうたっているアプリの大半も、実は「非出会い系」ですよ。

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本来、世の中の全ての出会い系サイトや婚活マッチングアプリには、出会い系サイト規制法によって、公安への届出が義務づけられています。

次に紹介するのは大手出会い系PCMAXの例ですが、公式サイト内に下の画像のような記載があります。これは「2002年に公安へインターネット異性紹介事業の届出を済ませてますよ」という意味です。

 

PCMAXのインターネット異性紹介事業届出

 

非出会い系の致命的な問題点は、これまた法律で課せられた義務「身分証かクレジットカードによる年齢確認」をやっていないことです。

 

要は18歳未満の児童も簡単に参加・利用できてしまうわけで、児童買春をネタにゆする美人局にとっては好都合。更に、その後の監視体制もユルユルですから、犯罪者達にとってはかっこうの狩場なんです。

 

犯罪者は厳しい審査と監視を嫌うので、美人局は基本的にはガードの緩い非出会い系中小出会い系で起こりやすいと言ってよろしいかと思います。

 

ただし、そうは言っても、健全運営の優良出会い系アプリに美人局が紛れ込む可能性もゼロではありません。実際、過去にはハッピーメールで起きた美人局被害のニュースが報じられたこともありますし…。

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あとは僕らも美人局の特徴を知り、危ない橋を渡らないよう慎重な行動を心がける必要がありますね。

美人局の脅しのネタになるのはこの2つ!

出会い系に潜む美人局の脅し・ゆすりのネタは主に以下の2パターン。なので、これらが「危ない橋」ということになります。君子危うきに近寄らずですよ。

  1. 18歳未満の児童と関係を持った
  2. 人妻と関係を持った

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この2つはたとえ美人局じゃなくても、本当に相手の親や夫から訴えられるリスクがあることは認識しておくべきでしょう。

18歳未満の児童と関係を持った

18歳未満の児童については、優良出会い系サイトには年齢確認があるので基本「いない」はずなんですが、実際には親などの身分証やクレジットカードを使って審査を通し、年齢詐称している可能性もあります。

 

18歳以上であると疑う余地がない=故意がない場合は児童買春の罪に問われませんが、多くの弁護士さん達の見解によると「年齢確認があるから疑わなかった」だけでは、故意がない主張として弱いケースもあるとか…。

 

ですから、メッセージのやり取りの内容から少しでも怪しいと思ったら会わない、もし会ってみて18歳未満かも?と感じたら身分証を見せてもらうといった警戒と自衛が必要です。

 

相手が社会人女性なら、普通、ちゃんとやり取りしていれば話の内容(仕事関連の話など)で分かるものです。

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でも、女子大生狙いの男性は注意ですね。話の内容で17歳か18歳かを判別するのは至難の業ですから…。

人妻と関係を持った

人妻については、出会い系サイトには既婚者も参加しているため、チャンスがあると軽い気持ちでセックスしてしまいがち。

 

ですが、美人局の脅しのネタになるリスク、また、本当に夫に不倫がバレて慰謝料を請求されるリスクも覚悟の上で行動するべきです。

 

美人局の被害に遭わないための7ヶ条

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ここまでの内容を踏まえて、出会い系サイトで美人局の被害に遭わないための7ヶ条をまとめると以下の通り。

  1. すぐ会いたがる女性、簡単に会える女性に注意
  2. 18歳未満の疑いがあれば会わない、会って気付いたら身分証を要求
  3. 人けのない場所では待ち合わせをしない
  4. 初対面で女性が自宅に誘ってきてもついて行かない
  5. 女性が指定するホテルについて行かない
  6. カード・身分証・必要以上の現金は持ち歩かない
  7. 万が一怪しい雰囲気を感じたら、すぐ立ち去るか周囲に助けを求める

すぐ会いたがる女性、簡単に会える女性に注意

美人局は特に、多くの男子達が大好きな「即会い」を狙うと陥りやすい罠です。

 

マトモな女性は知らない男性と会うことに慎重なものです。自分の身が危ないですから。

 

また、全ての出会い系アプリ、マッチングアプリは男性会員数の方が女性会員数の2倍以上多いバランスになっています。女性はガツガツ焦らなくても会えるんです。

 

そんな中、女性側から焦って会いたがる、まだ大してやり取りしていないのに、デートに誘ってみたら即OKしてくれた…そんなノーガードの女性には、何か裏があると考えるべし。

 

美人局じゃなくても、業者や割り切り・援助交際目的の可能性が超濃厚ですね。

参考記事

 

18歳未満の疑いがあれば会わない、会って気付いたら身分証を要求

これは既に解説した通り。万が一、会ってから怪しいと思ったら身分証明書の提示を要求し、相手が渋ったり、ごまかしたりするなら、その場を去りましょう。

 

身分証を見せてもらうのが難しいと感じる場合は、怪しいと思った直感を信じて、やはり深入りしないよう自制すること。

 

誘惑に負けない強い意志が大切です。身の安全の方が大事ですからね。

 

人けのない場所では待ち合わせしない

美人局は犯罪ですから、基本的に周囲に人がいる場所では行われにくいです。誰かに通報されたら、自分達が警察に逮捕されますから。

 

後日連絡があってゆする手口は別として、現行犯の場合は、薄暗い駐車場・公園・ラブホ周辺などの人通りがない場所、もしくはホテル室内・相手の家などの密室で強行されやすいのは間違いありません。

 

ですから、待ち合わせで人けのない場所を指定されたら要警戒。女性側だって一般人なら、自衛のために周囲に人がいる場所で待ち合わせしたがるのが普通です。

 

初対面で女性が自宅に誘ってきてもついて行かない

一般女性は、まだよく知らない男性を自宅に呼ぶことはまずありません。自分の身が危険ですから。いきなり家に誘ってくる女性は、超高確率で美人局です。

 

女性が指定するホテルについて行かない

美人局をやる場合、恐喝男が張り込む場所や登場するタイミング等を事前に計画しておく必要があるため、通常は下調べを済ました馴染みのホテルを使います。

 

そのため、利用するホテルを指定して誘導してくるわけです。このパターンは美人局じゃなかったとしても、業者や援助交際目的の輩であることは間違いありません。

 

一般女性は自らホテルを指定したりしません。たとえ知っているラブホがあっても、知らないふりをするぐらいが普通の女の子の反応です。

 

カード・身分証・必要以上の現金は持ち歩かない

安全性を考えるなら、初デートには、必要最小限のお金だけを持っていくのがベスト。

 

クレジットカードは奪われて暗証番号を無理矢理吐かされ、現金化されるリスクがあります。

 

身分証(運転免許証や社員証など)から自宅の住所や勤務している会社がバレてしまえば、家族にばらす、会社にばらすなど、ゆすりのネタになるリスクがあります。

 

万が一怪しい雰囲気を感じたら、すぐ立ち去るか周囲に助けを求める

ホテルの項目でも解説したように、美人局は実行場所や登場タイミングを打ち合わせる必要があります。

 

なので、デート中に頻繁にスマホをいじっている女性には要警戒。グルの男と連絡を取り、スムーズに連係しようとしている可能性があります。

 

美人局じゃなくても、デート中にスマホばかり気にしている失礼な相手には早々に見切りをつけて帰ってくるのが良いですね。

 

その場を去る言い訳としては不謹慎かもしれませんが「今、連絡があって親が交通事故に遭ったらしい。今から病院に行く」など、悪人でも同情してしまうような深刻な内容が効果的。

 

また、もしグルの男に囲まれて身の危険を感じたら、恥ずかしがらずに声をあげて周囲の人に助けを求めて下さい。

 

美人局被害に遭ってしまった時の対処法

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万が一、美人局の被害に遭ってしまった場合は次の対処法を取って下さい。

  • 自分に全く弱みがない場合は冷静に「では一緒に警察に行きましょう」と返す→美人局側が圧倒的に不利なのであきらめる可能性
  • 美人局をやる側は詐欺や恐喝の証拠を隠滅する可能性が高いので、騙されたり脅されたりした証拠(メッセージ履歴のスクショや脅されている音声など)をできるだけ残しておく
  • 暴力を受けそうな状況なら、最優先で身の安全を確保する→全力で逃げる・周りに助けを求める・危険度が非常に高い時はひとまず相手の要求を受けて切り抜けた後に警察や弁護士に相談
  • 後日連絡があり恐喝された場合は一人で悩まず、自分に弱みがあるなら、まずは弁護士に相談。弱みがないなら、すぐ警察に通報する。

出会い系の美人局対策まとめ

 

出会い系で美人局に遭わない7ヶ条ちゃんと優良出会い系アプリを選び、メールやLINEでコミュニケーションを深め、相手のことをよく知ってから会うという当たり前のことをやっていれば、過度に美人局に怯える必要はありません。また、少しでも怪しいところがあるなら会わないという強い意志も大切ですよ。