婚活をうたう出会い系の罠
長年続いてきたピュアアイですが、2016年11月30日付でついに終了(閉鎖)となりました。
ただ、この記事で解説している内容と似た詐欺手口は今後もなくならない気がするので、知っておく意味はあると思います。お時間ある時にでも読んでみて下さいまし。
一般出会い系よりもワンランク上の婚活系サービスを装い、高額な料金を吸い取る悪質なマッチングサイトがあります。
ここでは、婚活情報サイトや出会い系紹介サイトで優良と評価されているのを見かけるピュアアイを例に、その巧妙なカラクリを紐解いていきます。
ピュアアイのイメージモデルは歴代、名の知れたアイドル達が務めてきた経過があり、もうそれだけで即信用してしまう男性も大勢います。
このタレントパワーこそが、このサイト最大の吸引力と言っていいかもしれません。でも、実際に使ってみるとお世辞にもオススメとは言えないサービスなんです。
ピュアアイにはサクラがいる?
信頼性の高い口コミ掲示板でピュアアイの評判を調べてみると・・・うむむ。サクラがいるという口コミが多数ありますね。
実は僕も2年程前に一度潜入捜査をしているのですが、当時下した評価も全く一緒です。
登録直後から来るメール、ポイントがなくなりかけると来るメール、会話が全くかみ合わないメールなど、典型的なサクラ現象のオンパレードでした・・・。
ただ、有名タレントを起用して広告を打っているだけあり、一般女性も参加しているんでしょう。中には本物の女性らしき反応もあります。
サクラオンリーの極悪サイトはせいぜい1~2年で閉鎖するのが常ですが、ピュアアイが10年以上も継続しているのは、そんな風に本物も混ざっているからではないでしょうか。なかなかアザトイですね(^_^;)
でも一般女性らしき反応が少ない、というかサクラ的反応が多過ぎて、とても会える気がしません。実際僕は会えませんでした・・・
そもそも婚活サイトなのか?
婚活サイトは言うまでもなく結婚が目的ですから、男女ともに独身者が参加しているのが基本。でもピュアアイは出会い系と同じく、年齢認証さえ済ませれば利用できます。
年齢認証は免許証やパスポートの①生年月日②身分証名③発行元の3点だけ見えればOK(詳しくは年齢認証と電話認証って大丈夫?参照)なので、独身かどうかまでは一切判断できません。
要は、結婚相談所のような独身証明書等の書類提出が必要ないため、既婚者も普通に登録できるし、相手側も独身か既婚かを見抜く術がないわけです。
また、ガチな婚活サイトの場合、例えばyoubride(ユーブライド)のように女性も男性と同じく有料が標準なので、真剣に結婚を考えている女性だけが参加します。でも、ピュアアイは女性無料です。
そう、ピュアアイは自称「婚活サイト」なだけで、サービス内容は普通の出会い系サイトと何も変わらないんですよ。
それでいて料金だけは激高なんです!
ピュアアイの料金は激高!
当サイトでも繰り返し書いているように、出会い系サイトはメールの料金設定を見ると、高確率で悪質サイトを見抜けます。優良サイトの料金相場は1通50円~70円で、100円以上は悪質な可能性が高い!でしたね。
で、ピュアアイの料金を見てみると、メールを1通送るのにナント500円もかかります!
大丈夫じゃありません!激高です!
優良出会い系サイトはメールを200通送ってようやく10,000円ですが、ピュアアイはわずか20通で10,000円!諭吉先生が簡単に吸い込まれていきます。
更にえげつないのは、電話番号やメールアドレスを送信するのに1,200円もぼったくるとこ。優良サイトの場合、コレ無料です。
この料金設定こそ動かしがたい証拠ですね。サクラをかき分けて、わずかに参加している一般女性と出会うのに、一体どれだけのお金を投じることになるんでしょか。
ピュアアイは超ブラックな詐欺出会い系との評価で確定です!
ピュアアイの評判と評価まとめ
婚活っぽいサイトデザインで真面目な出会いをうたい、激高な料金をふっかける…同様の手口の出会い系はピュアアイの他にもあります。更に、いい加減な婚活情報・出会い系情報サイト管理人が実際に検証もせずにオススメしているのもタチが悪いところ。
こんな問題アリアリの出会い系をプッシュしている時点で、その紹介サイト自体の信用ゼロですけどね(^_^;)
にしても、なぜあのかわいいアイドル達が悪質な詐欺出会い系の片棒を担いでいるのかという疑問が残ります。
恐らくは出会える出会えない、料金が高い安いなんて知らずに、事務所から与えられた仕事をこなしているんでしょう。
ただ、僕らユーザー側も出会い系の料金相場などの基本的な知識さえあれば、ちゃんと見抜ける手口です。
芸能人ブログのステマ事件を見ても分かるように、もはや有名タレントがプッシュしているから優良サービスという図式は完全に崩壊しています。安易に信じ込まないように気をつけたいものです。